難治性着床不全に対するPFC(Platelet Factor Concentrate)療法
新たな取り組み
2020.08.23
近年、難治性着床不全に対する多血小板血漿(platelet-rich plasma:PRP)療法が注目されています。患者様自身の血液から抽出した高濃度の血小板を子宮内に注入する方法です。血小板は細胞の成長を促す物質を含むため、PRP療法により子宮内膜が活性化され胚が着床しやすくなると考えられています。
今回当院ではこのPRPを改良したPFC療法を開始することとしました。
血小板由来の成長因子を抽出、無細胞化したうえで濃縮し、PFC:血小板由来濃縮物(Platelet Factor Concentrate)を作成します。PFCの製造過程で血小板を高濃度に濃縮することで、成長因子濃度も高くなり、得られる成長因子送料も同僚の血液から作るPRPに比べ約2倍となります。
自己血小板由来成分濃縮物(PFC-FD™)を用いた治療は、不妊治療以外にも顔の皮膚などに投与する形成外科治療や関節に投与する整形外科治療におこなわれています。新しい治療法でまだまだ確立された治療法ではありません。十分な実績のある治療ではありません。※PFC-FD™は、
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